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たかまさにメール
たわし。 たかまさ

1月 6月

【台所で】 5月6日(日)

イレイザーのメンバーUの妹の結婚披露パーティーが6月9日に予定されていて、そこでイレイザーが演奏をさせてもらうことになっている。
先日、メンバーが集まって会議をして演奏曲が決まり、きょうはスタジオに集まって第1回の練習だった。というのに、おれはおとといから体調をおかしくして、参加できなかった。ドラム抜きの練習はきっときびしかっただろうと思う。メンバーには大変迷惑をかけてしまった。申し訳ありませんでした。もし元気で参加できたとしても、個人練習がぜんぜんできてなかったのでそれはそれで迷惑をかけたと思うけど、行けずにうちにいるのは心苦しかった。熱で体がだるいのもつらいけど、メンバーががんばってる間じっとしてるのもつらかったので、台所にドラムセットを組んでちょっと練習してみたら、案の定むずかしく完成までにはかなりの努力が必要だと思った。台所ドラムのことをイレイザーメンバーHに報告したら、そんなことしてないで寝てろとしかられてしまった。


【Bの恐怖 序章】 5月7日(月)

おれの勤めてる会社は、社員全員、毎年誕生月のころに健康診断を受けることになっている。おれは1月生まれなので、1〜3月が受診期間である。29歳までは「バースデー検診」というかわいらしい名前で、メニューも軽くこなせるものばかりなのだが、30歳を迎えると「人間ドック」という危険な名前に変わり、メニューが増える。もちろんあれもある。まさか……そう、そのまさか! バリウムだ!!

おれは根性なしなので、そんなおそろしい検査受けてたまるかと、30歳になった去年は検診をさぼった。それから1年が過ぎ去り、再びその時期が来たのだった。今年はどうしようか。

社内の同期Nに、こんなメールを送ってみた。

知ってたらおしえてほしいんだけど、人間ドックのバリウムってどうよ。
おれ、去年から対象者なんだけど、去年はバリウムにびびって受けてない。
今月中が受診の期限なんだけど、どうしようかなあと思ってる。
おれ心配性だからさ、受けると決まったら検診が心配で胃に穴があくかもしれない。

そしたら、親切な彼は、励ましのメールをくれた。

過去3回受けてるけど、
1回目:初バリウム→イチゴ味(美味しかった)
2回目:イチゴ味(辛抱出来た)
3回目:イチゴ味(辛かった)
バリウムの前の炭酸がきついのよねぇ。
ゲップしたらやり直し(おかわりってことね)らしいし
変な機械に乗って上下左右に動かされるんで非常につらい。
でも初回は楽しかったから今回は大丈夫なんぢゃない?
こんなもんでいいかしらん?

同じメールを、同期のFに送ってみた。そしたら返信はこれ。

バリウムにびびってる? ドアホ!!
ゲップがしたくなるだけだよ
「あ〜、つらいな〜」って考えていたら、いつのまにか終わるよ
もう3回受けたよ

信じられない。たのしんでやがる。
ためしにイレイザーのメンバーで経験者はいないかときいてみたところ、Mが情報をくれた。

・白い。
・飲む量が半端じゃない。
・ラムネ(白いお菓子の方)味がする。
・げっぷを出したら怒られる。
・下剤をくれる。
・うんこが白い。

なんなんだよう! 人の気も知らないで! Mにきいたのが間違いだった!

その後も同年代の人に手当たり次第にききこみ調査をしたが、きけばきくほど不安になった。だいたい、みんな言ってることがばらばら、ていうかてきとうなんだ。味にしても量にしてもいろいろ飲まされるそれらの順番にしても、受けたところによって多少ちがうのかもしれないけど、みんなもうちょっとちゃんと覚えてきて、正確に報告してほしいもんだ。これでは、覚悟を決めるための材料が不十分である。

こんな感じでくよくよしていた3月14日、なんと、となりの席の同僚Kも今まさに受診期間を迎えていて、きょう申し込むつもりだなんていうから、その場のノリでいっしょに予約を入れてしまった! あーもうなにやってんだおれ! 失敗した! 調子に乗りすぎ!

予約の空き状況の関係で、Kは3月26日、おれは4月2日にごちそうをいただくことに決まった。

(5月9日につづく)


【箱根の方】 5月8日(水)

数日前の母の誕生日に、プレゼントはまだ準備できていなかったが、メッセージだけでもと思って携帯メールに「おめでとう」と送ったら、返事が来た。

ありがとう。今日1人で箱根の方の山を登ってきた。
遅い出発だったので帰りが遅くなり凄く怖かった。もうやめた。

いいとししてなにやってんのかなあ。あぶなっかしいなあもう。
やめてよね無茶すんのは。


【Bの恐怖 飲めない理由】 5月9日(水)

(5月7日のつづき)

さらなるききこみ調査と、インターネットを使っての事前調査。バリウム体験レポートは思った以上にインターネットのあちこちにあり、やっぱりあれはだれにとっても一大イベントなんだなあと思った。

おれの最近の医療関連の大イベントは「親知らず引っこ抜き」と「胃カメラ」のふたつかな。
親知らずのときは、前日あたりからおなかの調子がおかしくなってうんちがやわらかくなった。当日は会社にいても仕事などまったく手につかず、何度もトイレにかよった。抜歯自体はなんでもなかったけど、それから数日間は肛門の具合がおかしかった。
そして胃カメラは、親知らずを上回る恐怖だった。胃の調子がおかしいから検査受けるのに、検査に対する不安でますます調子悪くなるというあべこべの状態。おまけに風邪気味にもなってしまった。前日夜から飲食禁止なので、当日朝起きたとき頭痛を感じたけど薬を飲むこともできず、体調最悪で検査にのぞんだ。で、検査は、安定剤を注射されて眠ってる間に終わってしまったので苦痛ゼロだった。
こんな具合に、おれの心配性ときたらバカのレベルなんだ。バリウムも例にもれず、超心配。

もうひとつ。おれは、「強制的に食べさせられる」ってのがめちゃくちゃ苦手だ。「食べきらなくちゃいけない」と思うと、とたんに食べられなくなる。これは幼稚園のころからはじまったことのようで、たぶん、給食を残すとおこる先生だったので、食べられるかな…食べられなかったらどうしよう…って考える毎日の中で、おかしくなっていったんだと思う。そのおかげでおれは30年近く、そんなプレッシャーを苦手としつづけることになってしまった。たとえば、コース料理。食べきるのを今か今かとボーイが見ているので、食べたくなくなる。それから一気飲みも強制的だから、できない。あとは、おじゃましたうちで出てくる大量のごちそう。ほんとにかんべんしてほしい。食べたくないのに無理やり食べて吐いちゃったようなことはないけど、がんばって食べるってのは最強の苦痛。

そんなわけなんで、おれにはバリウムなんて飲めっこないという気もしてくるのだ。

(5月18日につづく)


【SH-06】 5月12日(土)

先日、J-PHONEの機種変更を申し込んで、きょう、ブツが届いた。
先月発売になった、シャープのSH-06ってやつ。デジタルカメラがついてる電話だ。これはおもしろいおもちゃになるわいと思っている。
これからは、あちこちでくだらない写真をとって、ホームページで使おうと思っている。常にカメラを持ち歩くにはかなりの努力が必要だが、常に携帯電話を持ち歩くのはたやすい。おれはデジタルカメラを持っていないので、これまでは、ホームページで使う写真を準備する場合、フィルム式カメラで撮って、現像してプリントして、スキャナーでとりこむという作業をしていた。この手順をこなすのはかなりめんどうだし時間がかかる。それが、いつも持ってる電話で撮って、その場で自分宛メールに添付して送れば、帰宅してすぐにホームページに載せられるんだ。うん、これは使えそうだ。
ほんとにおもちゃのようなカメラなので、撮れる写真のサイズは小さいし画質は粗い。でも、おもちゃなんだから贅沢は言わない。


撮れる写真はこんな感じ。ちっちぇー!


【なおってない】 5月14日(月)

ぐあいわりー。

きのう、風邪がなおりかけてちょっと具合がよかったから、調子に乗って昼間の暑い中動き回ったり、調子に乗って夜にビール飲んだりしてしまった。たぶんそういったことが原因で、きょうは会社にいるあいだずっと具合わるくて仕事こなすのがつらかった。はやめに退勤できてたすかった。

はやく元気にならなくちゃ。


【べらぼう】 5月15日(火)

なおりかけの風邪の症状に加えて、胃の調子がおかしいのと、最近また眠りが浅くて困ってるので、病院に行って、眠れる薬と胃の薬をもらってきた。保険証を忘れて病院に行ったので、診察料は自費で払うことになり、べらぼうな金額を請求された。次回保険証を持っていけば差額を返してもらえるとのこと。

さてと、薬飲んで寝てみようかな。


【10メートル】 5月17日(木)

きょうは一日、東京国際フォーラムというところでMicrosoftのセミナーを受講した。仲間はいなくてひとりで行動した。
昼休みに食事をしようと有楽町駅付近に行った。
そういや有楽町には吉野家があったはずだ。たしか吉野家の有楽町店といえば全国一の売上を誇る店だったと思う。おれは高校生時代に1回だけ行ったことがある。そのときは、店に入るなり「いらっしゃいませ!! あなたのお越しをお待ちしてました!!」注文すれば「並一丁!!」「よろこんでい!!」とやけに威勢がよくとまどった記憶がある。もう一度行ってみたい気持ちになって、この辺だったかなあと歩いたら、あった! 吉野家。でも、腹をへらしたサラリーマンの行列が10メートルぐらいできているのを見たとたん、入る気が失せた。10メートル行列なんてのは吉野家だけだったが、そのあたりの店はどこも満席で、あちこち歩いたけど、昼ごはんをあきらめようかと思ったほどだった。なんなんだ有楽町ってところは! 人が多すぎる! 仕方ない、10メートルの行列につくかと吉野家にもどったら、1メートルにちぢんでいた。めでたく昼ごはんにありつくことができた。昔のような威勢よさはなくなっていて残念だったけど、それでも他の店に比べると店員はてきぱきしていて、さすがだなと思った。


【Bの恐怖 覚悟】 5月18日(金)

(5月9日のつづき)

4月2日、待ちに待った人間ドックの日を迎えた。

混んだ電車に乗って処刑場に向かうのはいやだったので、前の日に特急電車の指定席を予約しておいた。これで快適に向かうことができた。前日夜から断食しなくちゃいけないんだけど、水もたばこも止められているので、途中で一服して気分を落ち着かせるなんてこともできず、おとなしく行くしかなかった。

到着すると、検査用のかっこわるいガウンみたいなのを着せられて、紙コップをわたされた。まずはおしっこしぼりだった。しばらく水分をとっていない上に、朝うちでうんちとおしっこをしてきたから、案の上出やしない。最初と最後を捨てて中間の尿などと注文をつけられたが、全部とったって目標の線に満たなかった。

そのあとは、心電図、胸部エコー、体のサイズ測定等々と続いた。血圧が異常に低くて「体調わるいんですか」と看護婦さんにきかれ「バリウムにびびってます」と答えたら笑われた。もう一回測ってもやっぱり低めだった。次は採血。「血をとって気分悪くなったことありますか?」「はいあります!」これは数年前に「今日はいつもより多めに血をとります」と言われて緊張して血管が縮んだため血がなかなか出てこなくなり、あちこちにぶすぶす針をさされたり長時間ささりっぱなしになってるのを見ていたら貧血を起こした経験があるので正直に答えたのだが「今日は寝てとりましょう」とやさしくしてもらえた。

そして内科検診が終わるといよいよBである。数日前に受診済みの同僚Kから順序をきいていたのでまちがいない。Bは一番最後なのである。 廊下のいすに腰掛けて覚悟を決めた。もうじたばたしてもしかたない。

「たかまささんどうぞ」あー呼ばれちゃったよ。

(5月28日につづく)


【お問い合わせの件につきまして(J-PHONEより)】 5月19日(土)

J-フォン東日本 関東・甲信エリア インターネットサービスを
ご利用いただき誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました下記の件につきましてご連絡致します。

>>SH-06では、配信日時を指定してスカイメールを送ることは
>>できないんですか?
>>以前使用していたJ-K02ではできたんですが…。
>>※グリーティングとはちがいます。送信しても指定日時に
>>なるまでは相手に配信されないというサービスです。

誠に恐れ入りますが、J-SH06では、スカイメールでの配信日時指定の
機能はございません。申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。

この度は大変貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。
お客様の声としてお伺いし、担当部署に報告の上、今後の最新機種
発売に向けての技術情報として活用させていただきます。

皆様のご意見を基になお一層努力し、ひとりでも多くのお客様に
ご満足いただけるような機種をご提供できますよう検討を重ねて
参りますので、今後ともJ-PHONEを末永くご愛顧下さいますよう、
よろしくお願い申し上げます。

**************************************************
 J-フォン東日本 首都圏インターネット事務局
 E-Mail:support@j-phone-east.com
**************************************************


【とれた】 5月22日(火)

4月15日に受験した、情報処理技術者試験「基本情報技術者」の合格発表がきょうあって、合格者リストにおれの受験番号があった! でかした! 会社から手当がもらえる!
合格率は17.5%だったらしい。
手当の増額を目指し、秋には調子に乗ってもうちょい難しい区分を受けるつもりである。


【ルバニンハ】 5月23日(水)

先日、実家から映画「ハンニバル」のチケットが2枚送られてきた。これを観てから行け、と「羊たちの沈黙」のビデオも同封されていた。親切な家族でおれは幸せだ。
こういうのが好きな仲間といったら、Hか、Mの奥様かな、と思って、Hを誘ったら、行くことになったのだが、なかなか予定が合わない。予定調整しようとHと携帯メールのやりとりをした。

で、ハルバンニの件だけど、いつがいい?
日曜はだいじょうぶなんだっけ?
場所は調べておくよ。
ハルバンニ?
そう。ハンバルニ。
ハンバルニ?
そうそう。ハルニンバ。
もういいですよ。いつにします?
だーかーらー。日曜日の予定をきいてるんじゃないかー。
はじめからふつうに書けばよかった。
今度の日曜はダメです。
あいよ。
じゃはやくて来週末だね。
はい。

2往復で済むやりとりが、5往復になっている。
J-PHONEがおおよろこびじゃねーか。


【立ち止まって数秒間】 5月26日(土)

台所と洗面所の間はアコーディオンカーテンで仕切れるようになっているんだけど、引いたカーテンを柱に固定するために、カーテンには磁石がついていて、柱には磁石受けの金具がついている。目が悪いおれには、その金具がゴキブリに見えてしかたがない。黒い色をしている上に、ほどよく育ったクロゴキブリと同じサイズなんだ。付近を通るたびに「これはゴキブリじゃないんだ」って自分に言い聞かせるのに毎度毎度数秒間を費やす。


だってこれだぜー


【Bの恐怖 本番】 5月28日(月)

(5月18日のつづき)

処刑マシンは、事前調査で目にした写真とまったく同じものだった。こわいよう!

おれは、放射線技師のおじさんにうながされるままにマシンの定位置に立った。すぐさまおじさんは小さなカップをふたつくれた。粉と水。炭酸の顆粒をざらっと口に入れ、水で飲み込む。なんともない顔してこなしたふうに見えたかもしれないけど、味がどうとかじゃなくて、強制的にやらされるのが苦痛だった。言いなり。最悪。やなかんじー。

また別の小さなカップをわたされる。あとになってわかるが、これこそバリウム(味見用)なのである。「ぐーっと飲んじゃってください」簡単に言うなっつーの。おそるおそるほんの少し試してみた。得体の知れない物体だ。さっきとちがって飲みこむのに苦労する。「はい、ぐーっと」わかりましたよ飲みますよう。

「じゃこれ、ここ置きますからね」「はい…」ってそれ、この後おれが本格的に飲むバリウム、そう、おれさまのバリウムだ!! なーにが「これ」だよまったく。バリウムですよってはっきり言いなさいよ。じーっとみると、200ccまでメモリのあるカップに、180ccまで注がれている。だれだよマックシェイクと同じ量とか言ったやつは! うそつき! といったところで、それでもおれにはきびしい量なんだろうな。

「はいではコップを持って」隣りの操作室にひっこんだおじさんがマイクを通して指示してくる。「大口にいっぱい含んでくださーい」おれは大口じゃないっ。どうやらほっぺたふくらませて大量に口に含めということらしいが、それを大口にふくめなんてそんな日本語あるもんかと考える妙な余裕があった。なんと言われようと飲めないもんは飲めない、なるようになれという開きなおりの心境だったからだろう。

口いっぱいにふくむのはどうしても無理のようなので、ちびりちびり飲んでみた。ごくりと飲みこむたびに胃や食道が拒否して戻そうとするので「ブッ!!」と口から撒き散らしたりして苦戦していたら「そんな飲み方じゃ食道の写真がとれない」と文句がきた。そう言われてもなあ。泣きそうになってたら「じゃあ飲みこむタイミングにこっちが合わせて写真とります」と、なんと! おれのペースに持ち込むことができた。しめた!

食道撮影後は「飲み干せ」と言うので、引き続きちょびっとずつ、しかも休み休み、かなりの苦労をしながら飲んだ。うん、休み休みならいけるかもしれないと思っていたところ「機械をたおしますのでつかまって」と言われてつかまったら、それから先はあっち向けこっち向けとおじさんの言いなり。

げっぷをがまんするのがつらいって聞いていたが、げっぷなんか出る気配もない。げーげー言いながら飲んだんだからそれも当然かもしれない。たぶん、ふつうに飲み干した人に比べて胃に入っているバリウムの量が少ないからだろう、覚悟していた時間より相当多めの長時間にわたってぐるんぐるん回されてはバシャバシャ写真をとられた。時間はかかるわフィルムは余計に使うわでさぞかし迷惑な受検者だったことだろう。

「はいおわりです」おわったー!! 「あまり飲めなかったから写真とれないかと思ったけど、なんとかとれた」とのこと。申し訳なく思い、最後にていねいにお詫びを言って検査室を出た。

あーいやだった。なにがいやだったって、検査前の注射でもない、バリウムの味やにおいでもない、機械でぐるぐるされることでもない、げっぷをがまんすることでもない、最後に機械の腕で胃をぐいっと押されることでもない、検査後の白いうんちでもない。いったいどんなものを飲まされるのかわからない恐怖が超強力なプレッシャーとなり、極度の緊張状態になると食べ物がのどを通らなくなるおれにとっては「さあ飲め」の強制がつらかった。

今回は完全におれの負けだった。やり遂げた充実感はなかった。だが、敵のことは完全に知り尽くした。次はきっといける。来年必ず再度挑戦し、やりきった報告をこの場で堂々とぶちまけるつもりである。

(5月30日につづく)


【ケツ】 5月29日(火)

2月3月4月と3か月も日記をさぼっちまったもんだから、その間書くべきだったネタがけっこうたまっている。はやいうちに書いてしまわないとな。きょうはケツの話をやっつけようかな。

2月18日、野蛮人スキー&スノボ2001(Y.Ski2001)が開催された。参加者は、M、I、U、おれ、妹のS、以上5名。行ったのは福島県の羽鳥湖スキー場。おれはここに行くのは2度目だったが、前回も今回も異常に寒かった。あとで調べてわかったんだけど、このゲレンデは山の北側の斜面にあるんだ、寒いはずだよ。

おれとSはスノーボード、ほかの3人はスキーをした。おれはスノーボードはこれが3回目、すげーへただけど、へたなりにがんばって、大事なコツをつかんだ気がした。スノーボードの滑り方の基本姿勢は、下り斜面に向かって突っ込んでいく感じなんだ! 現に、腰がひけちゃうと決まってコケるじゃないか! しめた! つかんだ! でかした! と浮かれたものの、一度すさまじいコケ方して激痛を経験すると、コケることが恐怖になり自然と腰がひける姿勢になるので、またコケる。「悪循環」てのはへたくそスノーボーダーのためにある言葉かと思った。

かなりの数のしりもちをついた。ケツを思いっきり打つと、脳天までズキーン!! と激痛が走って、しばらくの間その場で動けなくなるのだ。あれだけ打ちまくると肉体はかなりのダメージを受けていて、帰り道は頭痛と尾てい骨痛に悩まされ、痛み止めの薬をのんでその場をしのいだ。

3月になり、仕事仲間にスノーボードに行こうと誘われたのだが、まだケツが痛むので、念のため診てもらうかと近所の病院でレントゲンを撮ってもらった。結果、尾てい骨にひびが入っていることが判明、しりもち禁止令が出されてしまった。あー今シーズンは雪山はあきらめるしかなさそうだ。

ケツの痛みはそれから4月いっぱいぐらい続いたと思う。おれは仕事中ふんぞりかえっただらけた座り方をしてることが多いので、そうすると尾てい骨が当たって痛み、仕事がやりにくかった。今でもまだなんとなく痛いので、おれのおケツにはもうしばらくさわらないでください。


【Bの恐怖 結果届く】 5月30日(水)

(5月28日のつづき)

受診からしばらくして、人間ドックの結果が届いた。結果は…

・注目の胃は、異常なし!!
・昔は毎年ひっかかっていた貧血、なし。
・心電図で、右足部分ががちょっと変みたいだったが、再検査の必要はなし。
・尿に血が混じっており、再検査。

<まとめ>
・バリウムは、半分しか飲まなくても検査可。ただし、ふつうより多めに回される。
・おしっこをしぼり出すと、血も出る。

ふざけたこと言ってないではやく再検査受けろって? はい。
次回、再検査の結果の報告をして、この連載を終わろうと思います。お楽しみにね!
しゃれにならない結果だったらどうしよう…。

(つづく)


【いわし食べた】 5月31日(木)

ゆうべ、かつて同じ部署で仕事をしていた上司と同期とひさしぶりに飲んだ。さしみ居酒屋に行ったところ、メニューにいわしの刺身があったので、すかさず注文した。うきうきして食べたのに、生ぐさくてあんまりおいしくなかった。あじの刺身のほうがおいしいな。

きょう会社で行う勉強会の講師になっているのに、それに使う資料が出来上がっておらず、ゆうべ酔っ払って帰宅したあと徹夜でつくることになってしまった。朝方完成したのはよかったが、疲労および極度の緊張のせいかひどい頭痛におそわれ、せっかく準備したというのに出勤できず、勉強会を延期させてもらった。まぬけだなあ。

仕事は休ませてもらったのだが、夜に大事な会議があり、頭痛薬のおかげでだいぶ楽になったため夕方出勤、なんとかこなした。

頻繁に頭痛を起こすことを心配してくれているともだちから、脳のCTスキャンを受けてみては? と勧められている。やってみようかなあ、ネタになりそうだし。
CTスキャンに関する情報をお持ちの方いらっしゃいましたら、ぜひください。よろしくお願いします。


1月 6月