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t.A.T.u.ライブレビュー 12/2

2003/12/2 PhunkDaddy



DJが18:50から30分ほどやるとバンドメンバーが出てきてDJの曲にかぶせ、しばらくすると2人が出てきた。おもむろにAll The Things She Saidで幕開け。花道を後ろまで行く。客も様子見って感じで今一つ盛り上がりに欠ける。初めは双方に戸惑いがあったが頑張りでだんだん客も盛り上がっていった。特に中盤以降からは本人達も楽しそうになってきてアリーナは普通に盛り上がっていた。最後、Not Gonna Get Usで花火がガンガンあがり盛り上がってその後ステージに座ったまましばらくして静かな曲を歌いだし、その後またNot Gonna Get Usになり、花道の後ろから直径3mほどの大きな風船玉(5〜10個)を持った女子高生たちが何百人か現れ、気付くとステージ上も女子高生がいっぱい。ひとしきり踊った後連なって後ろに引っ込んだ。気付くとほぼ1時間半。フイルムも全部撮りきっていた。

アリーナにいる分には普通のコンサートと変わらない盛り上がりだった。客も彼女らもスタンドがガラガラなのは分かっていたので開き直って楽しくやれたのかもしれない。昨日は酷かったのかもしれないがあんなにボロクソに叩かれるのは可哀想だと思った。1日だけとか武道館とかだったら何の問題もなく成功したと思う。普通にファンの子はいっぱいいることが分かった。ファンの期待には答えたと思う。こんな調子ならAll The Things She Saidを最後の方にやったらもっと盛り上がっただろう。自分が一番好きな曲で乗れなかったのが残念だ。スタンドからも意外と歓声は飛んでいたが、アリーナの盛り上がりを羨ましく思っていたのではないだろうか? 1000円ケチってスタンドにしなくて良かった。多分相当に距離以上の心理的隔たりがあったと思う。ステージングには勢いがあるし堂々としているのでこれから良い曲を出していければ消えることはないと思った。これで最後だとしたらちょっと寂しい感じだ。なにしろ昨日の悪評を散々見せられて「サイテーだな、こいつら」と思い、冷やかしで行くことすらばかばかしくなってきていたので、これだけひっくり返されるほどの好印象を受けると助け船を出してあげたくなる一種のファン心理みたいなものさえ出てきている。昨日がどんな感じだったのかは正直分からないが悪評一辺倒になるマスメディアの怖さみたいなものは感じました。